この度は、青葉のしずくホームページにアクセスして頂きまして、誠にありがとうございます。

  私がタイマッサージに出逢ったのは、今から20年前、高校1年の時に遡ります。
  当時はブラスバンド部に所属し、放課後は毎日のようにトロンボーンを練習する一方、時間を見付けては、大好きな硬式テニスやマウンテンバイクでのツーリングに明け暮れる日々。
  今思えば、全身の筋肉を酷使していた割には大したケアもしておらず、ある日突然、上腕から指先にかけて痺れを覚えるようになり、鉛筆などの筆記用具ですら自由に操れなくなってしまいました。
 腕や肩が凝り過ぎて、心身共に過緊張状態に陥ってしまったのです。

  それを学校の恩師に相談した所、直ぐに紹介して下さったのが、東京・目黒にある太極治療院。
  院長の大槻一博先生(日本で初めて「タイ式マッサージセミナー」を開催された先生)による整体治療を毎週欠かさず受け続けた結果、全身の筋肉の凝りも和らぐようになり、以前にも増して心身の健康を取り戻す事ができたのです。

  その後、社会人となり、重度の肩こりを訴え始めた母親にも大槻先生の治療を薦めたのですが、元々マッサージを受けるのが嫌いなためか、なかなか首を縦にはふってくれません。
  ならば、息子である私のマッサージならば受けてくれるのではないか…そんな安直な思いこそ、私が現地でタイマッサージを学び始めたキッカケです。
  お蔭様で、帰国直後に母親に行った施術は、「5分もしないうちに眠りに入ってしまった」程の心地良さであったらしく、以降、毎年のように現地での修行を重ねています。

  また、2007年には上述の大槻先生の御指導のもと、基礎解剖・生理学は勿論、タイマッサージにはない整体テクニックを徹底的に学び、2009年にはタイ・チェンマイにて北タイ地方伝統治療医師であるコンペット・ブンプラコム先生に師事し、トークセン(木槌を使ったマッサージ)の詳しい技術を教わるなど、以前と比べ、一つひとつのマッサージのテクニックに安全性が増したばかりでなく、マッサージの受け手の心身の状態に合わせた、効果的な施術が提供できるようになりました。

  そこで、このオンリーワンの技術力を、家族や友人知人のみではなく、一人でも多くの皆様に味わって頂き、タイマッサージの真のリラクゼーション効果の素晴らしさを共に分かち合いたいという強い理念のもと、2009年、約10年ほど勤務致しました臨床検査会社を退社。
  準備期間を経て、2010年7月29日、株式会社青葉のしずくを設立する運びとなりました。

  尚、この会社名は、小雨の降る屋久島の森での瞑想中に決めたもので、青葉は「お客様」を、しずくは「マッサージ」を表現しています。
  併せて、tranquil healing like a drop of water on a green leaf(青葉のしずくのような

穏やかな癒し)というキャッチフレーズも付すことにしました。

  まだまだ、人間としても施術者としても未熟者ではございますが、今後とも、皆様の御指導御鞭撻の程、何卒、宜しくお願い申し上げます。

  ご縁のあるお客様と1日も早くお目に掛かることが出来ますよう、心から祈りつつ。


  2010年7月